気ままに本要約ブログ

本を読んでアウトプットすることではじめてインプットできる!自分自身の為と、ブログを読まれた方へ少しでも参考になれば良いかなと思い、気ままに書評を書いていきます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

100円のコーラを1000円で売る方法 2

シリーズ2作目のテーマは、「戦略の本質とは、何をやらないかという選択である」 他社と差別化した商品ができ、キャズムを超えアーリーマジョリティまで達したが、その後大手に模倣され、差別化を同質化されていくという問題。 大手にマネされるということは…

100円のコーラを1000円で売る方法

マーケティングをストーリー仕立てで解説する良書である。続編があり3部シリーズで完結する。 まずは初回のテーマ「企業の目的は、顧客の創造である」 商品開発をするにあたって、顧客の要望を聞き入れ過ぎると何も特徴のない製品となり、他社製品との差別化…

医療崩壊 真犯人は誰だ

新型コロナによる「医療崩壊」というワードは、パンデミックが始まった時からずっと叫ばれ続けてきた。 度重なる緊急事態宣言による行動自粛の要請、飲食店、小売店の営業制限。国民は我慢に次ぐ我慢を強いられてきた。 それらはすべて、「医療崩壊」をさせ…

嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか

選手として偉大な記録を打ち立てた落合博満。名選手が必ずしも名監督になるとは限らない。でも、落合は「勝つ」という意味においては名監督だった。 そして、その代償としての「嫌われ役」を厭わなかった。勝つために球団と契約している。その確固たる信念を…

すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険

人の体というのは、とても良くできていて、神秘的ですばらしいものだ。 普段健康でいる時にはそのすばらしさに気付かないが、ひとたび病気になるとその有り難みに気付く。 具体的にその特徴を挙げてみる。 人間の体は重い 頭の重さはボーリング球くらいあり…

ふたつの日本「移民国家」の建前と現実

日本には観光客以外の在留外国人は何人いるのだろう?これをすぐに答えられる人はなかなか居ないだろう。 2021年6月現在、およそ288万人で、日本の人口の2.5%にあたる。 令和2年6月末現在における在留外国人数について | 出入国在留管理庁 これを多いと捉…

SDGsの不都合な真実「脱炭素」が世界を救うの大嘘

世界中で叫ばれている「SDGs」だが、とりわけ環境面においてはさまざまな「不都合な真実」が存在する。 特に「脱炭素」「EVシフト」「ESG投資」「再エネ」というキーワードには密接なつながりがある。 このあたりをまとめてみる。 脱炭素 まず、世界中の「脱…

世界の危険思想 悪いやつらの頭の中

丸山ゴンザレスの、世界の危ない地域を旅してきて悪いやつらにインタビューしてきた、そのまとめ本。 まず、丸山ゴンザレスがすごいと思う。海外の裏社会の領域へ踏み込めば、正直何が起こるか分からない。さらわれたり殺されたりする可能性は十分にある。そ…

「方法論」より「目的論」「それって意味ありますか?」からはじめよう

アンダーアーマーの日本総代理店「株式会社ドーム」の安田CEOの書籍。 「人は何のために生きているのか」 最終的にはこの問いに帰結する。ものすごく哲学的な話だ。 世の中、「方法論」ばかりに注目して、目的を見失っていることが多い。「それって何のため…

裏のハローワーク

これは10年以上前に刊行された本なので、今では当てはまらない仕事もあるが、いくつかウラの仕事をまとめてみた。 マグロ漁船乗組員 マグロ漁船はとにかくハードだ。1年以上も海の上で生活することもそうだが、肉体的にもかなりの重労働だ。はえ縄という、網…

いまどきの「ドイツ」と「日本」

日本とドイツ、第二次世界大戦で大敗した国としてどこか親近感を感じる。世界のGDPも日本3位、ドイツ4位と似通っている。そして自動車産業が柱であることも。 そんなドイツと日本の何が違うのか。国民性や文化、そのあたりを章立ててまとめてみる。 働き方の…

生物学的に、しょうがない!

人間とは、生きにくい生物だ。 感情が豊かであるがゆえに、感じる必要のない不安や恐怖、他人への嫉妬や妬み。猿や猫などの動物とは違い、想像力が豊富だから、不必要な感情に支配される。 しかし、同時に「理性」でコントロールできることも人間の大きな特…

トヨトミの逆襲

ほとんど実話のトヨタ自動車の小説。気鋭の経済記者が、覆面作家となり作った物語。 人名、社名は偽名だが、実物をすぐに連想できる。 トヨタ自動車第11代の社長である豊田章男社長が主役。過去3代続いた同族以外のサラリーマン社長から継いだいわゆるお坊ち…

誰でも年収1000万円を実現できるひとり起業術

起業したい人に向けた、基本の「き」、イロハの「イ」を教示する内容だ。 思いっきり目線を下げて、起業準備から、ビジネスプランの立て方、集客の仕方、営業の仕方など、基本的なことを丁寧に説明している。 ある程度のリテラシーがある人にしては分かりき…

無理ゲー社会

リベラルな社会となり、自分らしく生きられる時代となった。それは自由に生きるという人権が守られていることだ。 その自由社会の象徴でもある「資本主義社会」においては、新たなテクノロジーの急発展を助ける資金援助(投資)によりその進化が加速度的に進…

ラクしてうまくいく生き方

いま若者の中で人気のひろゆき氏。彼の生き方に憧れる若者が多いということだ。 まさにこの本のタイトル通り「ラクしてうまくいく生き方」をしたいわけだ。 この本の内容も、ぐんとターゲット層を下げている。学生から若手社会人で、特に成り上がりたいわけ…

福島第一原発事故の7つの謎

日本人が忘れてはいけない事故。福島第一原発事故である。 「FUKUSHIMA50」という映画も観た方が良い。 東日本壊滅の危機であった事は案外知らない人も多いんじゃないかな。 最悪の状況、つまり、仙台から横浜まで放射線が撒き散らされ、人が住めなくなる状…

銀行を淘汰する破壊的企業

銀行には未来がない。簡単に言うとそんな内容だ。 旧態依然の銀行は、デジタル通貨が普及していくとともにその役割を終えるだろう。 まず、お金がデジタル化されると、リアルな窓口、ATM、店舗自体が必要なくなる。 お金=物理的なお札やコイン ではなく、 …

文章の鬼100則

この本は文章を書く上でのテクニックが満載に詰まっている。さすがは有名なコピーライター。プロの書き手はこんなことを自然に盛り込んでいるんだなあと感心させられる。 ブログにしろプレゼン資料にしろ、読み手のことを考えて作らないと相手に刺さらない。…

自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす企業ファンの作り方

企業のSNS活用は機が熟してきた感がある。Facebook、Instagram、Twitterと、企業の公式アカウントは当たり前のようにある。 ただ、フォロワーを集めている企業は多くはない。企業公式アカウントでフォロワー集めるのは難しい。 それはなぜか。 企業は基本的…

現役引退 プロ野球選手「最後の1年」

プロ野球選手の引退は、小さい頃からやっていた生活の一部というか、ど真ん中の「野球」をやめることだ。半端ない喪失感に襲われるだろう。 引退は、彼らにとってすごく特別なことだし、それぞれのタイミングがある。 自分の意思で決められる人もいれば、ク…

コロナ自粛の大罪

コロナ騒ぎも1年半が過ぎた。 今年に入ってから各国でワクチン接種が始まり、収束の兆しが見え始めているが、ワクチン外交に失敗した日本においては、まだまだ自粛の空気は変わりそうにない。 一部の若者はお構いなしに行動しているが、大抵の大人は行動を自…

管理職はいらない AI時代のシン・キャリア

著者の野口竜司氏はZOZOのAIプロジェクトを手がけていて、大企業やスタートアップのAIアドバイザーも行っている。 AIテクノロジーのエキスパートだ。 そんな彼曰く、これからの管理職はAIの知見がないとやっていけないと。いや、必要なくなると。 コロナ禍に…

安いニッポン 「価格」が示す停滞

昔(20〜30年前)、韓国旅行の際に、現地の物価が安くてすごいお得感があったのを記憶している。 コンビニでタバコやドリンクやお菓子を買ったのだが、日本の3分の1くらいの値段だったと思う。 それが、まさにいま同じことを感じているのが訪日外国人旅行客…

稼ぐ!プロ野球 新時代のファンビジネス

一昔前までのプロ野球は親会社のタニマチ的存在だった。野球自体では稼げない。親会社の広告媒体であるというのが通説だった。 その大きな要因として、1954年に国税庁からの通達により、子会社である球団への赤字補填は「広告宣伝費」として損金処理ができる…

池上彰と考える「死」とは何だろう

「死」について考えるということは、同時に「生きる」ということを考えることだ。 まずは科学的に「死ぬ」とはどういう状態のことか。 心臓の動きが止まり、全身に血液が行き渡らなくなると脳にも血液がいかなくなる。脳が機能停止になるとやがて死亡する。 …

地図でスッと頭に入る幕末・維新

幕末・維新とは、およそ20年の間繰り広げられた、坂本龍馬、西郷隆盛、高杉晋作、吉田松陰、桂小五郎、勝海舟、新選組、動乱の世を駆け抜けた英傑たちのドラマである。 1853年、ペリーの黒船が浦賀に来航するところから始まり、そして1877年、最後の内戦であ…

スルガ銀行 かぼちゃの馬車事件

不動産業界を激震させた「かぼちゃの馬車」事件について詳細に語られている。まるで小説を読んでいるかのようなフィクションぽい内容だが、紛れもない事実。 実は僕も説明会を聞きに行った事があるし、すごく注目していた投資用シェアハウスだった。 幸いに…

アドラー性格を変える心理学

ベストセラー「嫌われる勇気」の著者である岸見一郎氏の新書。 アドラーの引用を解説するという形式だが、少し概念的な話が多くて理解するのが少し難しかった。 やはり「嫌われる勇気」ほどの分かりやすさは編集力の賜物なんだな。対話のストーリー仕立てで…

アイアンハート

伝説の経営者「折口雅博」さんの自伝。 有名すぎるディスコ「ジュリアナ東京」「ベルファーレ」の生みの親であり、日雇い派遣の「グッドウィル」、介護サービスの「コムスン」を創った人。 幼少期から防衛大学時代、そして社会人となりグッドウィルグループ…