気ままに本要約ブログ

本を読んでアウトプットすることではじめてインプットできる!自分自身の為と、ブログを読まれた方へ少しでも参考になれば良いかなと思い、気ままに書評を書いていきます。

超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける

まずは大前提として、その相手と仲良くなりたいのかどうか。なりたいのであれば距離を縮めるために雑談は必要である。そして雑談は技術なので、習得が可能だということ。

 

おもしろい話をする必要はない。ただ会話の「ラリー」を続けることが重要

雑談というと、何かおもしろネタが必要なんじゃないかと思われるが、そんなのは必要ない。むしろ話の内容はどうでもよくて、あとから思い出せなくても全然よい。目的は相手との距離を縮めることだから、とにかく会話が途切れないよう「ラリー」を続けることだ。「結論」や「オチ」をつけなくてよい。むしろあってはいけない。要するに話をまとめて終わらせてはいけない。ただただ続きさえすれば良いのだ。

 

時事ネタやニュースを話すより自分のエピソードや経験談を話す。そして相手に振る

やってしまいがちなのが、時事ネタやニュースの話題を持ち出すことだ。もちろん絶対にダメというわけではないが、情報交換で終わってしまう可能性が高い。つまり、事実だけを話のネタにすると、会話が上滑りしてしまい、感情の交換ができない。そうではなく、自分自身のエピソードや体験談を話す。そうすれば感情もセットでついてくる。実際に体験したことは気持ちを乗せやすいのだ。そして大事なのが、自分の話(自己開示)をした後に相手に振り、相手に話させることだ。ある程度自己開示をすれば相手も話しやすくなる。

 

無理に共通点を探すのではなく、わからないことを教えもらう

相手との共有点がすぐに見つかればそれを掘って行けば良いのだが、そんなすぐに見つかるわけではない。その場合には、自分が知らないことを教えてもらえばよい。最初に「全然詳しくない」と断った上で、素直な質問を投げかけると相手は次第におしゃべりになっていく。そう、よくにわかファンが詳しい人に聞くそれだ。相手は、それはもう嬉しそうにとめどなく話し始めるだろう。そして、さらに話が広がりやすい質問が、「過去」「現在」「未来」にフォーカスを当てることだ。「昔からお好きなんですか?」「最近は何がおすすめですか?」「じゃあ今週も?」みたいな感じで。

 

趣味を聞くのではなく、最近ハマっているものを聞く

初対面同士の会話の定番に「趣味は何ですか?」というものがあるが、実はかなり相手にプレッシャーを与える質問である。趣味はどのレベルのものを指しているのだろう、趣味と胸を張って言えるほどではないな、とか、余計なことを相手に考えさせてしまう。これを、言い方を変えて、「最近ハマっていること(もの)ありますか?」と聞く。趣味と言われると構えてしまうけど、ハマっていることと言われると、割とすんなり答えてくれる。「どう思われるか」という他人の評価を気にしなくて済むからだ。逆に考えると、相手から趣味を聞かれたら、「趣味というわけじゃないんですけど」という前提をつけて、最近ハマっていることを言えばよい。相手も本当に重要を聞きたいわけじゃなくて、話のきっかけで質問してきているに過ぎないからだ。