気ままに本要約ブログ

本を読んでアウトプットすることではじめてインプットできる!自分自身の為と、ブログを読まれた方へ少しでも参考になれば良いかなと思い、気ままに書評を書いていきます。

反応しない練習

ブッダの教えを分かりやすく、例えを入れながら落とし込んで教えてくれる本である。

たくさん良いことを書いてある中で、自分の腹に落ちた部分を記録しておく。

 

教え①承認欲求を受け入れて、手放す

「私には承認欲があるのだ」と、素直に受け入れてしまう。不思議なことに、それだけで、あれほどの不満、それまでの憤懣、物足りなさ、寂しさ、がおさまっていくことがある。承認欲と言う、それまでの「心の渇きの正体」がわかるだけで、その不満状態から抜けてラクになる。

例えば、「あの人(家族、世間)に認められたところで、それが一体何なのだ?」と、超クールに考えられるようになる。ほんとに、それが一体何だというのだろう?と。

 

教え②判断しない、反応しない

人間が考える多くの判断は、実は真実でもないし、有益(役に立つこと)でもない。いわば「ヒマつぶし」である。なぜそんな判断をしているかと言えば「判断自体が気持ちいい」ことと「承認欲求が満たされる」ことが理由である。

仏教が目指す「正しい理解」とは、逆説的な言い方ではあるが、「正しいと判断しない」理解である。そんなことより「真実であり、有益である」ことの方が大事である。

 

教え③他人と自分との間にきっちりと線を引くこと

「人は人。自分は自分」と言う明確な境界線を引くこと。仏教における勝利とは、相手に勝つことではなく、相手に反応して心を失わないことを意味する。つまり「反応しないことが最高の勝利である」

もう一つ大事なこととして、それは「相手の反応は相手に委ねる」という考え方である。

 

教え④正しさは人それぞれに違うものだと理解する

「正しい」と言う判断は、本人にとっては間違いなく「正しい」のだから、相手の言い分は否定しない。「あなたにとっては、それが正しいのですね」と、ただ理解するだけである。

互いに自分の正しさを押し通そうとすると、それは戦争になる。

 

すべては、何ごとにも「執着」しないことが大事である。執着があると反応していまい、判断してしまう。そして嫉妬や妬みや怒りなどの負の感情や、妄想という煩悩を作り出してしまう。

執着を一つ一つ削ぎ落としていくと、ストレスフリーとなり、自然と心は穏やかになっていく。