気ままに本要約ブログ

本を読んでアウトプットすることではじめてインプットできる!自分自身の為と、ブログを読まれた方へ少しでも参考になれば良いかなと思い、気ままに書評を書いていきます。

7つの習慣

言わずもがな、誰もが知っている不朽の名作。

この本は定期的に見返すことで、その時々で経験を積み重ねたことで、ようやく理解が深まる。以下ダイジェスト的にまとめてみる。

 

インサイドアウト
原則を中心におく人格主義の考え方で、インサイドアウト(自分自身の内面)を変えることから始める。逆のアウトサイドインとは、自分のうまくいかない状況を周りの人や環境のせいにすること。まずはそのパラダイム(見方・レンズ)を転換する必要がある。


第1の習慣
「主体性を発揮する」
反応的であってはならない。依存体質になってはいけない。
関心の輪と影響の輪を見極め、自分がコントロール出来る影響の輪に集中し、影響の輪を広げていく。


第2の習慣
「目的を持って始める」
個人的なミッションステートメント(個人の憲法)を考える。そして「原則」を自分の中心に添える。自分の中心で不変的なものがあると、世の中のいろんな変化に対応できる。


第3の習慣
「重要事項を優先する」
時間管理のマトリックス。それぞれの領域でどれくらい使っているか見直し、第2領域の時間を確保する。
完全なデレゲーション。手段ではなく結果に焦点を合わせる。手段を選択する自由を与える。
役割ごと、目標ごとに1週間の計画を立てる。携帯できるツールを使う。


相互依存のパラダイム
信頼残高を貯める
条件付きの愛ではなく無条件の愛を注ぐ
小さなことを大事にする(気にし過ぎも良くないが、大胆さと繊細さの両軸を持つことが重要)


第4の習慣
WIN-WINを考える」
お互いが勝つ取引でないと長続きしない。
どちらかのバランスが悪いとノーディール(取引しない)という選択も重要
「勇気」=自分の気持ちや信念を表現する事と「思いやり」=相手の気持ちや信念を尊重する事、のバランスを考える。


第5の習慣
「理解してから理解される」
感情移入の傾聴
事柄に着目するよりも感情に着目する。
感情にフォーカスしてあげると、相手が自ら思考し、話した事を整理していくうちに解決に向かう。
大抵の場合、人は外からの助言など必要ない。一緒に考えて行こうというスタンスが大事。


第6の習慣
「相乗効果を発揮する」
自分と違った意見を真剣に受け止めて、第3の案を打ち出す為の貴重な機会と捉える。
人生は二分法とは限らない。ほとんどの場合に第3の案は存在する。
老婆と若い女性の見え方の違いのように、違う意見を言う人、相違点を尊ぶ。そしてそのどちらも正しいということを理解する。


第7の習慣
「刃を研ぐ」
肉体、精神、知性、社会・情緒の4つの能力の刃を研ぎ、それぞれを最新再生させる。
肉体は身体を鍛える。精神は瞑想し心を整える。知性は本を読み精神を高め養う。社会・情緒は周りの人とのコミニュケーションを大事にする。
それぞれ上向きの循環を作り出し「決意・実行・学び」の成長の螺旋を描く。


再びインサイドアウト
「刺激と反応の間にスペースがある」
自分を取り巻く様々な刺激に対して、自分の反応を自分で選択する自由があるということ。つまり、刺激に対して瞬間的に反応的になるのではなく、いったん飲み込み、時間(スペース)を一呼吸置いて反応すること。
対人関係を良好にする対話を心掛ける。今風で言うと「アンガーマネジメント」だ。

 

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

完訳 7つの習慣 人格主義の回復