幸せになる勇気
ベストセラー「嫌われる勇気」の続編であり完結編。
正直「嫌われる勇気」ほどセンセーショナルで且つ腹に落ちる内容ではなかったが、もともと続編を書くつもりはなかったそうなので、致し方ないかなと。
それでも、学びは多かったので自分なりに(解釈して)まとめてみる。
・教育とは自立を支援すること
それはすなわち、相手に尊敬の念を持つこと。
尊敬の念とは、人間の姿をありのままに見ることである。
親、教育者、上司は、実は「自立されたくないという目的」の為に、褒めたり叱ったりして支配下に置きたがるのだ。
例えば子供に、〇〇して良い?と聞かれたら、それは自分で決めて良いんだよと言ってあげること。
・他者の関心ごとに関心を寄せる
他者の関心ごととは、7つの習慣でいう「関心の輪」であり、そこに関心を寄せる行為は「影響の輪」である。
その関心の輪と影響の輪の境目が、嫌われる勇気でいう「課題の分離」の境目である。
・過去は変えられる
今の自分が過去を脚色する、過去の出来事の解釈を変えることが出来るから、本当の意味で「過去」は存在しない。
・わたしであることの勇気
「人と違うこと」に価値を置くのではなく、「わたしであること」に価値を置く。
他社からの承認を得るのではなく、自らの意思で、自らを承認する。
・仕事のタスク
「分業」システムであることを理解する。
人間の価値は、「どんな仕事に従事するか」によって決まるものではない。その仕事に「どのような態度で取り組むか」によって決まる。
・交友のタスク
先に信じること。「与えよ、さらば与えられん」7つの習慣でいう「理解してから理解される」と同義。
世界平和への第一歩は、目の前の人に信頼を寄せること。まずは自分自身が争いから解放されなければならない。
・愛のタスク
主語が私はではなく「私たちは」とする。
運命の人など居ない。愛は名詞ではなく「愛する」という動詞である。
結婚とは「対象」は関係なく「生き方の選択」である。