究極の男磨き道 ナンパ
こんなタイトルの本はなかなか本屋で買えないでしょう。もちろんAmazonでゲット。
全体的に、小説のようにストーリー仕立てだったので読みやすかった。まぁ、中身はノンフィクションなんでしょうけど。
著者の心の葛藤がものすごく詳細に書かれていて、「うん、分かる分かる」ということが多かった。
でも、そこまで自分を卑下するかというやり過ぎ感はあった。
コミュ障だったという著者が、訓練に訓練を重ねナンパの強者になっていく様は、男としてはなんか勇気付けられた。
努力は嘘をつかないんだなと。
さておき、自分の過去を振り返ってみると、ナンパはめちゃくちゃ抵抗感があった。
もちろんやる気はあったので、毎週末夜の街へ繰り出すわけだが、路上ナンパはハードル高すぎて出来ず。もっぱらクラブで酒を飲みまくり理性を奥底に沈めてようやく声掛けが出来るレベルだった。
ナンパして断られると、無性に腹が立って相手をディスるマインドになる。結局は、自分が傷つきたくないだけなんだよな。
変なプライドを持つことで、声掛け一つ出来なくなる。外国人なら普通に振る舞えることが、何やら自意識過剰になってしまい、怖気付く。
そこらへんのチャラナンパ野郎とは違うんだぞと勝手に正義感を振りかざす。
酔いまくるとナンパーズハイになることは、確かにあった。無敵になる感覚。でも、酔っ払い過ぎてロレツが回らず何を言っているのかわからないことも。
しかも、それは酒の力を借りているので、本来の自分の実力ではない。
そんなことを翌日反省して落ち込むことはあったなぁ。
もっと訓練して、断られ耐性を強くしておけば良かった。