歴史に学ぶプロ野球16球団拡大構想
近年のプロ野球の観客動員数はうなぎ上りだ。
顕著なのが、広島カープ、横浜DNAベイスターズ、ソフトバンク、楽天。
特にカープに至っては、マツダスタジアムの年間のチケットは一瞬で売り切れる。ビジターでやる試合も、半分近くが真っ赤なカープファンで埋め尽くされる。
プロ野球人気の低迷が叫ばれる中、現場(ライブ)では活況だ。
マツダスタジアムはメジャーの球場を参考にしてボールパーク化させた。BBQが出来る席もあれば、寝そべって観戦できる席もある。単に野球を観るためだけの球場ではなくて、家族で楽しめるテーマパークである。まだ実際に行ったことは無いが、是非一度行ってみたい球場だ。
横浜スタジアムは、球場こそ変わらないが、経営ははさすがのDNAといったところ。球場内、球場外で様々なイベントを仕掛け、今まで野球に興味が無かった層も取り込んだ。要因の一つとしては、横浜スタジアムを買収出来たことで、色んなことを自由にやれるようになったからだ。
あと、北海道日本ハムファイターズや東北楽天は、北の地に野球を持って行ったことの影響は大きい。昔は巨人ファンしか居なかったが、今では地元ファンをしっかりつかみ、地元に根付いた球団となっている。
ひと昔の巨人一強時代からは随分と変わってきた。最近のドラフトにかかる新人選手たちも、希望球団はなく、どのチームでも良いと言う人が増えたように思う。
野球の歴史は、1872年に東京大学のアメリカ人教授が生徒に教えたところから始まる。
そしてまずは学生野球が始まり、早慶戦を代表とする東京六大学。そして1915年に今の甲子園(高校野球選手権)の第一回大会が行われる。
その後職業野球つまりプロ野球が出来ていくわけだが、戦後の1950年に2リーグ制となり、1958年に今の12球団制となった。
そして60年以上球団数は増えていない。
そこで、カープや楽天、日本ハム、ソフトバンクのように首都圏、関西圏以外の地方都市で球団を新設し、4球団増やして全16球団に拡張したら良いのではないかという主張。
野球人口の裾野を広げることもできるし、地方創生の大きな役割を担えると思う。
候補は新潟、金沢、岡山、静岡、四国、沖縄あたり。野球好きの僕なんかはめちゃくちゃワクワクしてくる。