新型コロナと貧困女子
貧困女子と聞くと、やはり行き着く先は風俗関連だと想像する。
風俗はやりたくてやっている人なんか居ないだろう。お金のためにやっている他ない。
一般社会の中で、女性の経済的自立というのはなかなか厳しいのかな。どうしても報酬は男性に劣ってしまう。そんな中、貧困のスパイラルに陥ってしまった人が、風俗の世界へ踏み込んでしまうのだろう。
意外だったのが、風俗の世界では現役大学生が多いということだ。
高校時代、一生懸命に勉強して大学へ受かって、そして一人暮らしをし、奨学金制度を利用して学校へ通う。学校が終わればアルバイトへ向かう。
それでもお金が足りないということで、風俗の世界へ。
一方で、ホストクラブへハマってしまう娘も、やはり風俗で稼がないといけない。
気に入ったホストへお金を落とすために、知らない男たちを抜いて稼いだお金で支払う。そして手持ちはゼロ。むしろマイナスになることもあるという。
ホストに貢ぐお金が足りない場合、消費者金融や闇金から借りるという、ほんとに「闇金ウシジマくん」の世界が現実で起こっている。
あとは、30歳を超えて、若い時のように稼げなくなった熟女風俗嬢たちも悲惨だ。単価の安いデリヘルやピンサロで安売りするしかなくなる。
最近は需要に対して供給過剰とのことで、風俗の世界にもデフレ化が進んでいるという。
訳ありの人が多く、家族のもとへ帰れないとなると安いアパートで一人暮らしをするしかないが、このコロナ禍で収入が途絶えると一気に逼迫する。
もともと税金を払わない業界なので、社会保障も受けられない。今回の雇用調整給付金などは絶対に無理。お店側も収入明細など絶対に出さないからだ。
風俗は売春防止法に抵触する。
金銭を受け取って、女性器に男性器を挿入することを禁ずる。とのこと。
だから、風俗店としては、個室浴場としてお客からは入浴料を取る。そしてその個室にたまたま居た女性と恋愛関係になり性行為をした。かもしれないし、していないかもしれない。その辺はお店は関与していない、という表向きのスタンスなのだ。
それを、警察は黙認している。必要悪だと解釈している。
貧困女子のセーフティネットとなっていた風俗の世界も、このコロナ禍で最大のピンチに陥っている。