気ままに本要約ブログ

本を読んでアウトプットすることではじめてインプットできる!自分自身の為と、ブログを読まれた方へ少しでも参考になれば良いかなと思い、気ままに書評を書いていきます。

警鐘

今年7月に参議院議員を辞め、ワタミSEOに復帰した渡辺美樹さんが、日本国に対して警鐘を鳴らすという内容である。

 

国会に入り何かを変えていくということは、経済界の一流経営者でも、既得権でガッチガチの政治家、官僚、業界団体には全くもって太刀打ちできないんだなぁという事が分かった。

 

政治の世界には、一般人の感覚からしたらおかしな事が数多あるが、まず何よりも、お金の感覚が違いすぎる。

一般的に企業は、同じ成果を出すなら安いコストで成果を上げた方が評価される。逆に政治家や官僚は、とにかくお金を使った方が評価される。予算を引っ張って来れるかが評価につながる。

こんな感覚でいるから毎年各省庁の予算額は毎年上がり続け、国家予算は7年連続で過去更新を続けている。2012年に自民党政権となって以来毎年上がり続けているということだ。

 

あとは既得権益を第一に考えるところ。

アベノミクスの第三の矢である「経済の成長戦略」に欠かせない規制緩和

実態は全くもって逆で、規制をかけて既存プレイヤーを守る施策ばかり。

これではベンチャーは育たないしイノベーションは起こせない。それどころかGAFAを筆頭に世界企業に日本市場を奪われている状態。

日本の政治家は自分に票を入れてくれる既得団体を守り、そして世界市場から取り残される。

そして毎年雪だるま式に財政赤字を積み重ねる。。

 

前半はこのような政治の世界の「不都合な真実」が書かれている。

でも後半はほとんどがワタミグループのこれからの取り組みを書かれていて、渡辺さんはもうすでに前を向いて走り出している。

 

警鐘

警鐘