気ままに本要約ブログ

本を読んでアウトプットすることではじめてインプットできる!自分自身の為と、ブログを読まれた方へ少しでも参考になれば良いかなと思い、気ままに書評を書いていきます。

酒好き医師が教える最高の飲み方

酒好きの僕としては気になる本だ。

ジャーナリストの著者が、「お酒と健康」について様々な医師にヒアリングしてまとめた本。

結構専門的なことが書かれていて、分かり辛い(というか入ってこない)部分もあった。

その中で、自分なりに書き留めておきたいこと、注意したいなということだけ抜粋してみる。

 

 

  • なぜお酒を飲むとトイレが近くなるか?

尿は飲んだお酒の1.5倍になるという。
お酒を飲んでトイレが近くなるのは、アルコールによって脳下垂体にある抗利尿ホルモンが抑制され、必要以上に尿が出てしまう。

アルコールの摂取は水分補給になるどころか、むしろ体内の水分量を減らして脱水状態を引き起こす危険性がある!

何度も大量に尿が出たら水分を摂ることが必要。
水はアルコールと同じ量を飲む事をお勧めする。

 

  • なぜ空腹時に飲むと酔いが早い?

アルコールの95%は小腸で吸収されるため(胃では5%だけ)、アルコールを胃に留めないで一気に腸に送られれば速攻で吸収される。

その為、いかに胃でアルコールの滞在時間を長くするかが、アルコールの血中濃度を上げないポイント。飲む時には食べること。消化が遅い食べ物の方がさらに良い。

 

  • 飲むと陽気なる、また記憶を無くすのはなぜ?

正常時、脳は「理性のガードマン」と呼ばれる「前頭葉」によって理性的な行動が保たれているが、お酒を飲むと前頭葉が麻痺し始めるから感情が理性を上回ってくるため陽気になる。
飲み過ぎて翌日覚えてないのは、脳の海馬という器官の「短期記憶」と「長期記憶」の影響とのこと。

飲んでいる最中は短期記憶の連続で、その都度上書き保存していないので長期記憶に残らない。

長期記憶とは「思い出記憶」「エピソード記憶」である。自宅への帰り道は長期記憶として固定されているため、その時はしっかりと帰れるのだと。

 

アルコールが肝臓で代謝されている間は脂肪の燃焼が阻害される。アルコールのとりすぎが脂肪肝につながることは医療の分野では常識とのこと。
休肝日よりアルコールの総量が重要だが、休肝日はもちろんあった方が良い。1週間に2日以上。
僕は週に2度筋トレしているので、筋トレ日は飲まないことを心がけよう。
あと、お酒はあくまで人と話す時の会話の潤滑油だと思って、普段の一人の時にはアルコール量は減らそうと思う。シュワシュワ感が欲しい時には炭酸水でごまかそう。

 

 

酒の強さは遺伝子によって決められているみたいなので、飲んで鍛えるのは間違い。飲めない人に強要するのはよそう。


あと、やっぱりお酒を飲む人と飲まない人では、飲む人の方が健康を害しているのは確実。飲酒が大腸がんのリスクを確実に高めているらしいので、大事なのは早期発見。出来たら年一回、大腸がん検診を受けよう。


ここでも取り上げられていたが、赤ワインは健康に良い飲み物だと。ポリフェノールはカラダを守る抗酸化物質。ワインのポリフェノール含有量は圧倒的に多い。緑茶の6倍とのこと。
あと、日本酒はアミノ酸が多く含まれているため美肌効果があるらしい。高価な純米大吟醸より純米酒の方が良いとのこと。

 

いろいろまとめると、お酒(アルコール)は健康のためには飲まない方が良いに越したことはないが、そうは言ってもお酒好きには飲まないわけにはいかない。飲めないことでストレスを抱える方が健康には良くない。

酒飲みの典型的な言い訳ですが、本当にそう思う。適度なお酒は身体的にも精神的にも良いのだと思う。(願う)

 

 

 

マンガでわかる 酒好き医師が教える 最高の飲み方

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