医者が教える食事術
この本は大ベストセラーになっているが、僕自身も何度も目を通してかなり参考にしている。
医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68
- 作者: 牧田善二
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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結構強烈なのが、食品や飲料を思いっきり名指しで否定しているところだ。
例えば、清涼飲料ジュースやコーヒー飲料は悪魔の飲み物だと言っているし、菓子パンやスナック菓子も悪魔の食べ物だと。
果汁100%のジュースはてっきり体に良いものだと思っていたけど、まったく逆で、糖質の塊であり、咀嚼をしないでダイレクトに胃に入れるので一気に血糖値が上がる最悪の飲み物だと。
ここまではっきり否定されると、これらの食べ物は口にし辛い。
あと、この本で一貫して言われていることは、「糖質制限」だ。肥満の原因は脂肪やカロリーの摂りすぎではなくて、糖質の摂り過ぎである。
糖質とは、ブドウ糖のことであり、炭水化物のことである!
つまり毎日の主食であるごはんやパン、そばやうどんなどの麺類が肥満の原因であると。
体内で脂肪になるメカニズムは以下の流れ。
膵臓から出るインスリンが血液中の余ったブドウ糖をグリコーゲンに変えて肝臓や筋肉の細胞に取り込むが、さらに余ったブドウ糖は中性脂肪に形を変えて脂肪細胞に取り込まれる。
食事で一気に血糖値を上げてしまうと、中性脂肪となり体内に蓄えられるということ。
とはいえ、現実的に炭水化物を摂らないのは正直なかなか厳しい。僕はほとんど外食だが、特に昼間はチェーン店で安く済ませたいので、カレー、牛丼、うどん、そばが多いけど、すべて炭水化物中心の食べ物だ。
これらを避けると食べるものがなくなってしまう。
なので、昼間はしょうがないとして、夜は炭水化物を減らそうと思う。僕は酒好きなので、つまみを食べながらお酒を飲めればそれで良いからだ。
お酒はビールや甘いチューハイ以外なら糖質はそんなに入ってないので、あまり気にしなくても良い。逆にワインは血糖値を抑える効果があるのでこの本ではむしろ勧められていた。
特に白ワインは痩せる効果があると!
ちなみに、この本で言われている、体に「良い食べ物」と「悪い食べ物」を下に挙げてみた。
◼️体に良い食べ物
・オリーブオイル(エキストラバージン)
・ワイン
・チョコレート(カカオ70%以上)
・大豆(豆腐・納豆など)
・チーズ(ナチュラルは◯プロセスは✖️)
・ブルーベリー
・挽き立てコーヒー
・酢(合成酢は✖️)
・生もの(野菜・魚)
・海藻、キノコ類
◼️糖質が多いもの
・缶コーヒー(飲料)、ジュース
・砂糖の入ったお菓子
・果物
・白米、白いパン、うどんなど
・カレーライス、ラーメン
◼️体に良くないもの
・マーガリン
・牛乳
・加工肉(ハム、ベーコン、ソーセージ)
・菓子パン(特にメロンパン)
・ポテトチップス(アクリルアミド)
・焦げたもの
僕は結構影響受けていて、普段から食材を取捨選択している。
朝はブラックコーヒーを飲み、夜はサイゼリヤでワインを飲みながらオリーブオイルたっぷりかけたパスタやサラダを食べる。家では豆腐に納豆をかけて食べ、白米やパンは避ける、など。
でも、ストレスを溜めると本末転倒なので、ストレスを溜めない程度に。
あと、この本で紹介されていたドキュメンタリー映画「あまくない砂糖の話」を観てみた。
主人公が自らの体を実験台にして、スーパーで普通に売られている食べ物、飲み物を摂り続け、どのように体が変化していくかを追った映画だ。ジャンクフードじゃなくて、普通にみんなが食べている食事だ。
特にジュースなど糖質(砂糖)の塊は、セロトニンやドーパミンが出て至福感を得られる。だから体がまた糖質を求める。
企業は利益のために、消費者を知らず知らずのうちに糖質中毒にさせている。そんな映画だ。