気ままに本要約ブログ

本を読んでアウトプットすることではじめてインプットできる!自分自身の為と、ブログを読まれた方へ少しでも参考になれば良いかなと思い、気ままに書評を書いていきます。

amazonのすごい会議

アマゾン流会議の極意。ベゾスが効率化を追求して研ぎ澄まされた会議。「意思決定会議」「アイデア出し会議」「進捗会議」と、それぞれの目的にあった手法をとる。

 

会議は沈黙から始まる

「意思決定会議」の場合には、冒頭、用意してきた資料をまずみんなで読み込む。10分〜15分、黙って最後まで読み込む。それから議論に入る。資料の中で気になる箇所をチェックし、提案者に質問をしていくスタイル。もし、内容に全て理解し承認された場合は、何も質問がないまま承認される。

 

パワーポイントは不可、文章で書く

アマゾンでは、会議資料はワードで作成する。パワーポイントは禁止だ。なぜなら、その場で読んですぐに理解できる「文章」で書くことが必須となっているから。パワポや、箇条書きで作られた資料は、行間を読むことで、人によって「解釈の違い」が生じやすいからだ。

そして、文章で書かれた資料も、2種類のみ。「1ページ」か「6ページ」のみ。簡単な企画は1ページでまとめ、大がかりな企画は6ページ。

 

出席者の数の上限は「ピザ2枚分」

「アイデア出し会議」は「ピザ2枚チーム」(ピザを2枚食べ切れる人数、通常6〜8人程度)で行う。大人数であれこれ議論しても何も解決しない。その問題に対応できる人たちで話した方が効率的である。

 

すべて顧客ファーストで考える

アマゾンでは、お客様が大切だという目線ですべての物事がスタートする。会議においても、顧客第一主義で議論する。「それって本当にお客様のためになるの?」という言葉が頻繁に飛び交う。たとえば、お客様への納期時期が多少遅くなるとしても、会社の利益が20%上がる打ち手があったとしても、アマゾンでは即刻却下される。お客様に迷惑をかけたり、お客様を犠牲にしてまで利益を拡大することは断じて許されない。

 

最後に

日本の多くの企業は、会議をすることが目的になっている。やたら大人数で行われたり、座談会みたいにダラダラ行われたり、ムダが多いのが日本企業の特徴。会議は、上司が自分の権力を誇示する機会でもある。だから、部下をやたらめったら集めて会議をしたがる。

日本は、ホワイトカラーの生産性が悪いと言われているので、大手外資系の会議手法を取り入れてみてはどうだろう。