気ままに本要約ブログ

本を読んでアウトプットすることではじめてインプットできる!自分自身の為と、ブログを読まれた方へ少しでも参考になれば良いかなと思い、気ままに書評を書いていきます。

僕らはSNSでモノを買う

SNS全盛の時代、大手企業じゃなくても中小企業でも個人でも、広告を投下しなくても情報発信ができ、購買を促すことができるようになった。

一方で、簡単にアカウントが作れて簡単に投稿ができるが故に、まったく見られないコンテンツとなるのもまた事実。世の中には130兆を超えるWEBページがあり、各SNSのアカウント数もとんでもなく多い。つまり競合がひしめき合っているということだ。

そんな中、いかに企業アカウントを育て、フォロワーを増やして、売上につなげていくのかが問われる。

 

まず、SNSとインターネット広告(リスティング広告)とでは何が違うのかというと、リスティングはお金をかけて「顕在層」に直接リーチしていく方法で、一方のSNSは「潜在層」にリーチできる点である。そしてファンを獲得することができる。

そして、大きな違いとして、サービス提供者が直接広告するのに対して、SNSは家族や友人、知人からのクチコミで伝わっていくことである。宣伝色の強い企業広告より、クチコミの方が信頼できるし購買までの角度が高くなる。

 

それでは、どうやってクチコミを増やしていけば良いのか。クチコミとは、SNSでいう「シェア」や「リツイート」「投稿コメント」である。つまり、「ユーザーが作ったコンテンツ」=User Generated Contents(UGC)である。

そして、このUGCを生み出すためにはどうすれば良いのか。

 

まずはコンテンツをしっかり作ること。誰のどんな悩みを解決するのか、しっかりとペルソナを設定してユーザー視点でコンテンツを作りこむことが大事。ブログにしてもオウンドメディアにしてもホームページにしても、まずは自社のターゲットに向けて有益な情報になっているのか。

これからのメディアは、「広く浅く」か「狭く深く」に二極化していくため、大手じゃない限り「狭く深く」を追求していく必要がある。

コンテンツのネタがない、書くことがないというのは、その商品をオススメする理由がないとか、その分野の情報を誰も必要としていないということだから、もしそうなら、そもそもそんな商売は成り立たない。だから、書くことがないことはあり得ない。

自分たちの当たり前は、相手にとっての驚きだったりする。なので、まずは自社のコンテンツをしっかり作ること。

 

そして、そのコンテンツをコツコツと拡散していく。つまりUGCを発生させていく。

SNSは一方通行のコミュニケーションだけではダメで、双方向のコミュニケーションが大事。「フォロー」してくれたら「フォロー」返し、「いいね」してくれたら「いいね」を返し、自社のことを「投稿」してくれたら「リツイート」する。この積み重ねが大事である。

そして、徐々にフォロワーとのコミュニケーションがワークしていく。つまりクチコミが広がっていく。そうすると、今度は「指名検索」をされ始める。指名検索とは、読んで字の如く直接「社名を検索」されることである。

指名検索が増えるということは、それだけ売上に近いユーザーが増えるということだ。さらにいうと、指名検索はリスティング広告による入札の競い合いに巻き込まれない。つまり安売りしなくても定価で買ってくれるということ。

 

SNSでモノを買ってもらうには、一過性の取り組みだけではうまくいかない。地道なことをコツコツ続けていくことが求められる。逆に言えば、それらを継続して行えば、差別化が図られるということだ。

大きな資本がなくても売れる可能性があるSNSマーケティングは、やらない手はないだろう。