気ままに本要約ブログ

本を読んでアウトプットすることではじめてインプットできる!自分自身の為と、ブログを読まれた方へ少しでも参考になれば良いかなと思い、気ままに書評を書いていきます。

武器になる!世界の時事問題

アメリ

なぜアメリカの銃社会は無くならないのか?

まず、憲法にしっかりと明記してあること

「国民が武器を保有し携帯する権利は侵してはならない」

そして、この権利を何がなんでも守ろうという組織があること。

それが全米ライフル協会(NRA)

会員数は500万人以上で莫大な予算を持っていて、その資金力が政治に大きな影響を及ぼしているため。

選挙はメディアを使ってアピールするため多くのお金が必要になる。NRAの資金は「銃規制」を訴えた候補者の対立候補に流れる。つまり「銃規制」を訴えた方は落選する。

「銃規制」と言っても、無くそうと言っているのではなく、ただ購入者の犯罪歴などをチェックする仕組みを作ろうと言っているだけなのに、その規制すら出来ない現状。

 

ヨーロッパ

EUはなぜできたのか?

ヨーロッパは何百年にも渡って戦争を繰り返してきた為、戦争を根絶するために国境を無くして手を組もう。そしてアメリカのような合衆国を目指そうというとことで出来た共同体。

そして通過も統一し、移動もパスポート無しで自由に出来るようにした。

その結果、貧困国の人たちが仕事を求めて豊かな国へ流れてくる。特にイギリスは医療が無料なので移民たちは続々と流れてきた。

そこで不満が溜まったイギリスでEU離脱国民投票へ繋がった。国民も政府もまさか離脱賛成派が過半数を上回るとは思っていなかった。

結果、一悶着あったが4年をかけて正式に離脱した。

これでイギリスは分断されたため、アイルランド北アイルランドにまた国境が出来た。カトリックプロテスタントの間でまた内紛の火種が生まれなきゃ良いが。

あと、ヨーロッパの問題といえば「難民問題」。中東の内戦により多くの難民が地中海を渡りイタリアやギリシャに流れてきた。そして難民受け入れに積極的なドイツやスウェーデンに流れる。難民条約という国際条約があるから基本的には受け入れざるを得ない。でも、増やしすぎると国民の不満が溜まっていく。そしてイギリスのような流れになる。

 

戦後の日米関係

第二次世界大戦後、連合国軍(GHQ)が占領し日本を二度と戦争をさせないような国にしようと色々改革した。軍事組織の解体や財閥解体、そして農地の民主化など、とにかく権力を持つ者を排除した。

一方、当時ソ連が勝手な動きをし始める。共産党独裁国家(中国や北朝鮮など)を次々と作っていった。その事を危惧したアメリカは日本を資本主義国家のショーウィンドウにして共産主義の波を抑えようとした。

つまり、日本を経済的に発展させ東アジアの国々に資本主義の素晴らしさに気づかせるために。

そんな中、1950年朝鮮戦争が勃発する。

ある日曜日、北朝鮮が攻め込んできた。その前日は韓国軍と米軍の幹部は大規模なパーティーをし、韓国軍の多くは週末実家に帰っていた。そんな中、北朝鮮は不意打ちで攻め込んできた。

油断していた韓国は一気に占領され韓国軍は南の釜山まで攻め込まれていった。

そこで、アメリカ軍が支援をする訳だが、アメリカから兵を送るのでは間に合わないので、日本に駐留する75000人の兵士を朝鮮半島に送った。

日本にアメリカ軍が居なくなることで、GHQは日本に対して75000人の「警察予備隊」を作りなさいと言う。これが後に「保安隊」となり今の「自衛隊」となる。

憲法で「戦力は持たない」としたのに、早くも矛盾が生じる事になった。

ただ、あくまで「自衛隊は軍隊ではない。防衛のための必要最低限度の実力組織である」と主張している。

1951年サンフランシスコ講和条約により日本はGHQより独立をする。そしてアメリカとの間で「日米安保条約」を結ぶ。しかし、この条約は不平等条約だった。アメリカ軍は日本に駐留するが、日本を守る義務は無かった。さらに、日本国内で政府を倒そうなどと民主運動があった場合にアメリカ軍が鎮圧出来ると言う内容。これは実質的にアメリカに支配されている事と同義。

この不平等を是正しようと立ち上がったのが岸信介首相。日本が攻められた際にアメリカ軍は日本を支援する義務を加えたり、日本国内の問題にアメリカ軍は介入しない事や、日本国内のアメリカ軍基地に変更を加える場合には事前に日本と協議すること。

日本国民には変な誤解を生み激しく反対されたが、これを1960年に強行採決した。そして岸信介は混乱の責任をとって辞任した。でもこの改正日米安保は今となっては素晴らしい功績。

最後に、もしアメリカ軍が日本から撤退し、それをすべて自衛隊がカバーするとなると、新たに22兆円の予算が必要との事。今は自衛隊維持費の6兆円と、思いやり予算アメリカ軍に1900億円負担しているが、逆に言うとそれだけで済んでいる。

日本が攻め込まれる可能性はあるのか?

ミサイルを撃ち込まれる可能性はあるが、物理的に海を渡って軍隊が攻め込んでくる可能性は極めて低い。島国だからその点は救われている。

 

沖縄問題

沖縄は日本のために犠牲にされてきた歴史がある。第二次世界大戦では沖縄が地上戦の舞台となった。アメリカ軍は45万人を動員して沖縄を攻め落とした。終戦後のサンフランシスコ講和条約でも沖縄だけは独立を果たせず、アメリカの支配下に置かれたままだった。通貨はドル、自動車は右側通行、本土に渡るのにもパスポートが必要。

1964年に就任した佐藤栄作首相がようやく沖縄返還の動きを見せ、1972年に返還が決定された。

返還後も沖縄の人たちの苦労は続く。

日米安保に基づいて日本にいるアメリカ軍の兵士たちには特別な地位を与えるという「日米地位協定」が1960年に締結された。

これは例えば、アメリカ軍兵士は日本に来る時直接基地に入る事が出来たり、日本の自動車免許が不要だったり、高速道路無料など。あと、日本の警察はアメリカ軍の兵士を簡単に逮捕が出来ない。犯罪を起こしても基地に逃げ込んでしまえば手が出せない。このせいで過去に色々と問題が起きた。

沖縄は東京都と同じくらい広さだが、日本にある米軍基地の7割が沖縄に集中しているため、住民の様々な苦労は続く。

 

中東問題

現在の中東問題の多くは、1948年、パレスチナユダヤ人の国「イスラエル」が建国されたことから始まった。アラブ人のパレスチナユダヤ人のイスラエル、そしてそこには3大宗教の聖地である「エルサレム」がある。

エスを殺したユダヤ人はローマ帝国によりユダヤ人国家が滅ぼされ各地に散っていった。その後もユダヤ人は差別を受け続けている。

ユダヤ教キリスト教イスラム教も同じ「神」を崇めているわけだが、その崇め方がそれぞれ違うために対立が生じる。

イスラム教は、サウジアラビアのメッカにいたムハンマドが神の預言者として扱われ、彼の発する言葉をまとめたのが「コーラン」といういわゆるイスラム教の「聖書」である。

イスラム教の戒律として、1日5回のお祈りや、豚肉、アルコールはNGである。海外でイスラム教徒が食べられるものは「ハラル」と明記してある。あと、変わったところでは、一年に一度「ラマダーン月」という、1ヶ月間日の出ている日中に断食をしなくてはいけないという。

 

中国

表向きには多党制だが、憲法の上に中国共産党があるという事実上の一党独裁国家。

共産党員は特権があり、警察や検察も逮捕できない。メディアも支配されていて、サイバーポリスは10万人もいて、SNSやブログなどネット空間を24時間365日検閲している。

1949年中華人民共和国が建国され、国家主席毛沢東が色々改革するのだが、あらゆる政策がダメダメで中国はしばらく悲惨な状況が続いた。

イギリスに倣って鉄を作れと命令した挙句、農民たちはうまく作れないことを報告出来ず、農作業用の鍬を溶かし、鍋やフライパンも溶かすという本末転倒に陥る。

農業に至っても、スズメを一斉退治した事で害虫が大量に発生して稲が全滅したり、ソ連に倣い稲を密植した事でうまく育たず稲の生産量が激減。それを「豊作です」と嘘の報告をする。実に3000万人もの餓死者を出したが中国は認めないし国民にも伝えない。結局毛沢東は死ぬまで権力を渡さなかった。

その後の鄧小平が打ち出す「改革開放政策」で経済が上向いてくる。海外資本を積極的に受け入れ、いわゆる世界の工場として中国は成長した。

海外から情報が入ってくるにつれて、若者を中心に民主化運動が高まってきた。そしてかの有名な「天安門事件」へとつながる。

 

北朝鮮

北朝鮮に旅行すると1人に対して2人の案内人がつく。そして外国人専用のホテルには大きな鏡(マジックミラー)があり部屋の中を監視される。案内人2人は同じ部屋に泊まる。なぜかというと、個別に話をさせないように相互監視をさせるため。

北朝鮮は過去に何度もテロを起こしてきた。有名なのは、1987年に起きた大韓航空爆破事件。

翌年行われるソウルオリンピックで、韓国の発展が世界に知れ渡るのを阻止しようと、韓国がいかに危険かを示すために大韓航空機を爆破する。

イラクのバクダッド発、アブダビ経由ソウル行きの便で、途中下車したのがあの金賢姫

飛行機はビルマアンダマン海で爆破し全員死亡。

金賢姫は日本人として偽っていたが、韓国ソウルの夜景を見せ、自分が騙されていた事に気づき自供し始める。そして、北朝鮮で日本語を教わった人物が、北朝鮮に拉致された日本人だと判明した。ここから拉致問題が明るみになり今まで続く。

北朝鮮は国民を騙し続けて国を統治してきた。でもその中で世界を知った人らは脱北している。

そして核の開発が北朝鮮の肝になっている。世界からの経済制裁と核開発。北朝鮮は交渉力を持つために核の完成を急ぐ。しかしそれを阻止しようと世界は北朝鮮経済制裁を加える。

なんだか、話がうまくまとまらないもんかね。