捨て本
ホリエモンの最新本。
いろんなものを捨てて身軽で自由に生きた方が良いよという、いつもの「おせっかい本」だ。
僕はもともと財布や時計、ブランド品などを持たずに生活してきたので、物を所有しないことで得られる自由さは納得する部分が多かった。
見栄とかプライドのせいで高いものばかり買うことになり、それを保管するスペースも必要となりそこにもコストがかかる。
例えば、念願の高級車を買ったとする。そうすると、その高級車に乗ってる自分が見すぼらしい格好は出来ないため、着るものもブランド品などで見栄をはる必要がある。身につける時計などのブランドにもこだわるようになる。
そうなると生活水準が上がりトータルコストが高くなる。さらに、それをなかなか下げられない。
見栄やプライドを捨てると生活コストが抑えられるしもっと身軽になれる。
住居についても、30年ローンでマイホームを買うよりも、賃貸の方が身軽で良い。子供が小さい時、大きくなって個室が必要な時、そして子供が社会人になり巣立っていく時、それぞれのステージに合わせて住居サイズを変えられる賃貸の方が断然良い。
空き家もどんどん増えているし、築年数の古い賃貸物件などはタダ同然の家賃で住めるんじゃないかな。
他には、「重荷となる家族」「本音で話せない友人」「嫌な仕事」など、物以外にもたくさんある。もちろん、本人が幸せに感じていることなら捨てる必要は無いが、重荷となり足かせとなっていることがあるなら、思い切って捨てた方が良い。
逆に、絶対に捨てられないものもある。
「時間」と「好奇心」
時間は誰にとっても有限だし命そのもの。そして好奇心が尽きないからやりたいことが山積みとなり時間が足りなくなる。
少し乱暴に言うと、ホリエモンの「あれもこれもやりたい」という好奇心、その貴重な時間を奪われるものは捨ててしまえという主張。
人それぞれ幸せな尺度が違うので、これもひとつの生き方なんだなと受け入れるくらいのバランス感覚が良いのではないかな。