離婚の経済学
結婚と離婚について面白い言い回しがある。
・結婚は判断力の欠如
・離婚は忍耐力の欠如
・再婚は記憶力の欠如
離婚で一番多い年齢層は35〜49歳である。
ちなみに、20代前半の若者の結婚の半分ができちゃった婚である。そして、そのできちゃった婚の60%近くが離婚に至るらしい。
離婚の要求は女性からが7割なので、旦那の不倫とか、愛想を尽かされるのが原因なのかも。
次いで山形県、富山県、石川県、秋田県、福井県。
(なお、北陸三県は幸福度の高いことで有名)
国別の離婚率で、最も高いのはロシア。
次いでキューバ、アメリカ、デンマーク、チェコ、スウェーデン。(日本は中国と同じで20位くらい)
ちなみに、ダントツ一位のロシアの離婚理由の特徴は、「アルコール依存」や「家の狭さ」との事。
寒いからウォッカを飲む習慣があるから酔っ払って家庭を荒らすのかな。
日本の歴史を振り返ると、1898年に明治政府により新しく民法が制定され、そこから離婚率が激減した。
戸籍法が制定され、かつ離婚は届け出制となり、戸籍簿に「除籍」と書かれるようになった。
つまり離婚は「家」にとっての恥であるという感覚が生じ始めた。
不倫について、
生物学的に言うと、男性は子供の「数」を増やすべく不倫し、女性は子供の「質」を高めるべく不倫するもの。
民法第770条第1節第1項には、「配偶者に不正な行為があったとき」に夫婦の一方から離婚の訴えをすることができる。
慰謝料において、ある分析によれば、不貞配偶者と不貞相手の双方を訴えた時の請求額は、平均638万円で、認容額は平均183万円。
不貞配偶者のみを訴えた件について、請求額は平均350万円で、認容額は平均90万円との事。
要求額からはかなりディスカウントされるのが現状なんだな。
離婚後の養育費を受け取っている母子世帯は24%、つまり4人に1人である。
そして養育費の平均は子ども一人に月5万円程度。
年間21万件、今や離婚は不思議でも何でもない。
そして未婚率も上がっているので、近代社会においては少子高齢化がより進んでいくのだなあ。